みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
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先週のブログでコロナ感染増大の話をしました
予言どおりに感染者爆発してきました(汗)
7月3日の日本国内新規感染者数250人超えです
ここまで増加すると一般人は密を避けて行動するはずですから
可能なかぎり自粛生活にもどると思います
一方で
新型コロナウイルスには潜伏期間がありますので、
2週間後の週末あたりが感染拡大のピークになると思います
もしかしたら500人とかいってしまいそうな感じがします
自分が感染しないことにすべてを集中すればよいと思います
プロ矯正歯科は自粛中の患者さんが戻ってきたこともあり
毎日忙しく診療をしております
ただ、3密を避けるために
アポイント間隔をとっておりますので、
土曜日の予約に関しては
キャンセルの振り替えは
最悪翌月になりますので
ご理解よろしくお願いします
また、初診相談の無断キャンセル患者さんも
同様に翌月予約となります
僕はインビザライン治療を開始したのは
2010年と、この業界では早い方でした
しかしながら、当時のインビザライン治療には
自分が期待しているレベルではなかったので
消極的でした
そんな中、あたらしい素材が開発され、
自分自身ならびに自分の子供の歯列矯正治療を
インビザラインでおこなうことを開始しました
その結果、インビザライン矯正治療は
10年前とは異なるパフォーマンスを提供してくれました
ここ2年くらいで
インビザライン症例も100症例を超えることになり
表側矯正装置、裏側矯正装置と同系列のラインアップとなりました
それぞれの装置の特性を生かすことにより
最適な治療を提供することが可能となりました
一方で
それぞれの装置にとって、
得意、不得意な歯の移動があります
決して治療ができないのではないのですが、
あえていえば、苦手な治療となります
インビザラインが得意な症例は
小児矯正治療です
ただし、小児の場合は成長があるので
アライナー数に上限があります
したがって、小児矯正治療の場合
永久歯列時期に追加費用が発生するのが欠点です
ワイヤー矯正も追加費用が発生するのは同様ですが
ワイヤーのほうが追加費用が発生する確率が少ない気がします
成人矯正治療でも
ほとんどの治療はカバーできます
上下の歯列幅がことなる症例や
開咬症例なども得意です
一方で
インビザラインが苦手な治療は
正中が著しくずれている症例です
ワイヤー矯正が得意な症例は
インビザラインの逆です
つまり
正中が著しくずれている症例です
得意というか?
ワイヤーの場合はなんでもOKといったところです
また、表も裏もそれほど関係ありません
反対に
ワイヤーが苦手な症例は
上下の幅がことなる症例や
開咬症例です
したがって、治療期間に関しても
インビザラインが遅いわけでなく
適切な症例を組み合わせれば
それぞれが最速な治療期間で
結果を提供できます
マスクの時代ですから
治療期間を重視した
装置の選択もよいと思います
ほかには
治療費の支払いの問題があります
インビザライン矯正治療の場合
治ってきたことで、通院してこない人がいます
そのため、全国の歯科医院では
どこでも全額前払いもしくはデンタルクレジットです
一方
ワイヤー矯正治療の場合
治ってきたといっても
自分で装置をとることは不可能ですので
最後まで通院することがほとんどです
また、未来院で他のクリニックに治療継続にいっても
ほとんどのクリニックが前のクリニックに問い合わせしてから
治療継続をします
これは、業界全体の治療費用未払いの暗黙の確認です
ですから、治療費用を支払わずにきれいな歯並びを手に入れることは
ほぼノーチャンスです
プロ矯正歯科は
クリニックの経営状態が良好ですので
患者さんが治療費用を支払うことができなければ
猶予することは結構あります
そのため、ワイヤー装置撤去後に
治療費用未払いのまま経過してしまい
未来院となった患者さんが結構な数でました
中には、友人からの紹介でぜったいにそんなことを
しないとおもった人もおりました
そのため、現在では装置撤去6か月前には
残金の清算をお願いしております
本日の症例は
1年以上通院しているにもかかわらず
治療費用を1円も支払わずに経過して
未来院になってしまった患者さんです
過去のブログでも取り上げたことありますが
全く別の症例です
初診時の写真です
下の前歯は虫歯ではなくて歯石です
初診時年齢が19歳、未成年ですから、両親にサインをもらっています
つまり、支払い義務は両親にあります
主訴は出っ歯とガタガタでした
下の歯列が年齢のわりに歯周病が進行していたため
抜歯部位については上顎を先にすすめて
そのあとに再診となりました
マルチブラケット装置セットですワイヤーは014ホワイトワイヤーです
また、上顎にはアンカースクリューを2本追加しております
治療費用は80万円でした
大学病院で同じ装置で治療をすると95万円くらいでしょう
上顎がだいぶまとまってきたので
下顎にも装置を追加しました
ここまでで
治療期間が1年1か月です
この患者さん
治療費用1円も支払ないのに
途中から裏側に変更したいだの
インビザラインに変更したいだの
いろいろと注文ばかりつけて大変でした(汗)
一見なおってきていますが、いろいろと問題があります
今年に入ってから1度も来院していませんので
今どのような状況か?不明ですが
たぶん下の装置はワイヤーもない状況でしょう
下の歯列はワイヤーがなくなって装置が5個くらい外れている感じでしょう
上の方はバイトアップした青色のセメントが3ないし2個外れているでしょう
また数個はブラケットはずれてしまうでしょう
上顎も結構な隙間がのこっているのがわかります
このままワイヤーも装置もはずしてしまうと
上の前歯がスキッパになってしまいます
先週のブログで取り上げた症例のような感じです
もともとの歯列が
で
ここまで治ってきて
治療中断無視して
こんな感じになってしまうでしょう
別件ですが、
本症例と同じような患者さんが
1年以上ぶりに連絡がありました
治療を再開したいそうです
近日中に来院する予定ですので
治療費用も含めて
みなさまにシェアーさせていただきます
本日も最後までありがとうございました
今日は午後から新宿
明日は1日埼玉と
忙しい週末ですが
がんばっていきます!
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