みなさまこんにちは。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です
4月にはいり、学校検診などで歯並びを指摘されて来院される方が増える季節ですね。
世間では100年に1度の危機と言われております。
この不況下にお子様の歯列矯正治療をするのはご家庭の経済的負担も相当なものと考えられます。
実際に、可能であるのならば先送りしたい気持ちがあると思います。
そこで、今回のテーマは「いつまで待っても大丈夫か?」
というポイントになってきます。
【小児矯正について知りたい人必見】小児矯正を行うタイミングは?
まず、不正咬合のタイプによって、いつまで待っても大丈夫か?はことなります。
A:出っ歯タイプの方の場合は添付した写真の時期までまっても大丈夫と思います。
つまり、上下左右に乳歯が各1本ずつのこっている状態です。
この乳歯が残っている状態がポイントとなります。
乳歯がすべて抜けてしまうと、永久歯を抜歯しないときちんとした歯列矯正治療ができなくなる可能性があります。
どんなに遅くても乳歯から永久歯に生え換わるまえには(10歳前後)
歯列矯正の相談をしてみてください。
B:一方、受け口(しゃくれ顔)の場合はもう少し時期をはやくしたほうがよいです。
症状の程度にもよりますが、上下の前歯4本が交換中もしくは交換完了後には矯正歯科医師のチェックを受けたほうがよろしいと思います。
C:出歯でもなく、受け口でもなく、歯のガタガタのみのパターンの場合は、Aの場合と同じと考えてください。
上記ABCすべて共通していることは、ギリギリここまで待っても大丈夫ということですから、
症状が重篤な場合は手遅れと言われてしまうこともあります。
また、歯列矯正治療を施術する先生の技術の違いによっても治療可能なタイミングは異なってきます。
本日UPする患者様も他の医院では抜歯をせずに治療することは難しいとの説明を受けて、当院に来院された方でした。
実際の症状はかなりシビアな状況でしたが、乳歯がまだ残っていたことが幸いしたのでしょう。
4月の過密スケジュールは昨日でひと段落しました。
まだ、13日ですが、1か月分の仕事を完了してしまった感があります(笑)
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