ブログ読者のみなさまおはようございます
東京のプロ矯正歯科院長田中憲男です
本日は矯正の治療をちょこちょこやりつつ、午後からはインプラントの手術のため
患者様の予約をしぼっております。
やはり、大きな仕事はバタバタしている中でやっても良い結果はでませんし、相手に対しても失礼ですからね。
万が一、キャンセルが生じた場合は当院にとっては大変な損害になってしまいますから、こうした大きく時間を取る処置の場合は予約金という形を頂戴しております。
安く良質な診療をおこなっていくためには、皆様の協力が不可欠ですからよろしくお願いします。
さて、前回のブログでの相談ありがとうございました。
不正咬合になるということはどんな場合でも原因があるということです。
したがって、その原因に対して対処をしないと、症状の再発が生じてしまいます。
一般的に歯科医院は痛みを取りのぞくとこを主としておりますので、原因がよくわからなくても痛みを取り除く対応をしなければなりません。
しかしながら、痛みをとったあとの機能および審美改善をおこなっていくためには、どうしてこのようになったのか?また、再発を防ぐためにはどうすればよいのかと、様々な角度から考察していく必要があります。
今回UPする患者様はすべて治療終了もしくは治療中の患者様ですが、
この方たち共通の項目としては前歯を喪失してしまった。という点です
写真上段の2名は奥歯がダメになっていくなかでなんの対応もしない結果、ついに前歯まで症状がすすんでしまったケース
写真下段の2名は転倒の結果前歯をぶつけてしまい、折れてしまったケースです。
どちらも前歯がないという点では共通項目ではありますが、こちらの対応はまったく異なります。
つまり、上段の2名は原因が奥歯の対応をしっかりおこなわないと、前歯だけ治療をしてもすぐに再発してしまうケース。
一方、下段の2名は前歯に対して対応を行えば無事完了ということになります。
さらに、興味深い点ですが、奥歯を失ったまま放置した場合、前歯がこのような状態になってしまうと、多くは抜歯されてしまう運命になります。
しかしながら、前歯のみ外傷をうけた下段の場合は根を保存して土台として差し歯の治療が可能となりました。
一見、外傷のほうが強い衝撃をうけているため、根の保存が難しいはずなのに、結果としては反対の現象が生じていることは、今後の歯科医学の研究材料としては良いテーマなのかもしれません。
このブログを読まれているみなさまはこのような状況におちいったことはほとんどないと思いますが、こうなってしまうと結末は悲惨な状況に陥ることがほとんどです。
なぜなら、
1.治療がとても難しい。(ドクターの技量が問われる)
2・費用もかなりかかってしまう(保険治療だと入れ歯になる可能性が高い)
3.治療期間が長期間かかる(短期でなおすには入れ歯になってしまう)
みなさまも治療途中の奥歯を放置している方は、早めに歯科医院を受診しましょう。
そして気持ちよく新年を迎えたいですね。
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