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矯正治療の中断、転医について

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みなさまお久しぶりです。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です。今月も残り2日。いよいよ7月からは夏本番ですね。特にここ数日は夏先取り!のような天候が続いております。湿度は高いですから、生ものには十分注意をしましょう。

当院の患者様にひとつご報告があります。じつは、6月末付けで日本臨床矯正歯科医会の入会を受理されました。日本矯正歯科医会とは矯正専門で開業している歯科医院の団体であります。
この会に加入できた最大のメリットは、患者さんの転医に対して会員相互の矯正歯科にて治療の進行に応じて治療費の返金をし、また、新たに会員の矯正歯科医院を紹介できるという点です。

何回か前のブログでも書きましたが、歯列矯正治療を受ける上で最大のネックは転勤などで医院を変えることです。特に、治療費用に関しては費用を一切返金しない歯科医院があるのも事実です。少なくとも、日本臨床矯正歯科医会に加入している矯正開業医はこういったことがありませんので安心して受診することができる医院といえます。

本日、先日矯正装置を付けたが、治療をやめたいと言う連絡がありました。
患者さんは上下顎前突の口元が突出している症例のため、上下4本の小臼歯の抜歯が必要との診断でした。が、抜歯前に矯正装置をセットして本当によかったといえます。
万が一、先に抜歯をおこなっていたら大変なことになっていたでしょう。
矯正治療は費用も期間も長くかかります。抜歯前に辞めることによってお互いが傷つくことなく治療を中止できました。当院の場合は抜歯症例であっても、はじめに矯正装置をセットして、ご本人の様子をチェックしております。
こういう点は自分の治療に対する慎重性が役立っていると思います。

さて、本日UPする症例はワイヤー矯正が終了してリテ-ナーに移行して2年ほど経過した患者さんです。
このような開咬という症状の場合、治療後の安定が悪いと言われておりますが、この患者さんの場合はリテ-ナ-を真面目に使用していることもあり、安定した歯列咬合関係を維持しております。

1年に1~2回でも点検にきてくれると、こちらとしても本当に安心します。矯正治療を完了した患者さんはみな一同に笑顔が素敵になりますから。これは最後まで完了した方にしかわからない世界ですね。

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