抜歯矯正が知りたい

小児矯正が中心!部分矯正はできる症例とできない症例がある?

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です。暖かい日がつづいたと思ったら、急にコートが必要なくらい寒くなってしまいました。もうすぐ5月連休ですし、ここは体調に気をつけて乗り切りましょう

プロ矯正歯科は5月連休の谷間の診療日である4月30と5月1日は休診とさせていただきます。
理由は1日は私が手術等でほかの病院に出向するために不在なため、診療できる日が実質30日のみとなってしまいます。
そうなると連休の谷間の30日のみ診療するなら従業員の福利厚生の一環と有休消化という意味も兼ねて思い切って休診とすることにしました。
歯科医院のような零細企業が大型連休をとることはとても稀なことですが、こういった実績をつくることで、有能な人材が確保できる一環にもなると思ってます。私はメールでの対応は24時間できますので、何かお困りの場合はすぐに連絡をください。

さて、本日のテーマは

小児矯正が中心!部分矯正はできる症例とできない症例がある?

ほとんどの読者の方は御存知と思いますが、歯科矯正治療は一部の外科矯正等を除いて健康保険適用外の治療となります。
そのため、どうしても治療費用が高額になってしまいます。

その結果、患者さんの多くが部分矯正を希望する場合が多くございます。
実際のところ、部分矯正ができる症例は限られております。
部分矯正の多くは成長発育のある小児矯正が中心と考えてください。

では、なぜ小児矯正が中心なのか?

それは、小児矯正の多くは小児期の治療のみでは100%完璧に治ることはありません。
つまり、治療費用も安い反面、結果もそこそこと考えていただいて問題ありません。
では、どうすれば100%になるのか?

それは小児期の治療に加えて、成人期の観察、ならびに必要に応じた治療の追加です。
歯も生えてくるし、身体が成長するわけですから、それに応じて咬み合わせも変化するのは当然です。

それでは、成人矯正の部分矯正治療はどのような場合が適応となるのでしょうか?

症例です

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この方は下の歯のガタガタが主訴で来院されました。

 

 

 

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確かに下の歯がガタガタです

 

 

 

 

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上の歯ならびの程度はそれほど悪くありません。

一見、部分矯正治療で治療可能な感じもしますが、横方向からの咬み合わせをみてみると

 

 

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上の歯が下の歯にかぶさっております。
これだけかぶさっていると下の歯の表側に装置をつけることができません

 

 

 

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結局、上下に装置を装着しました。

 

 

 

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つまり、悪い部分を治すためにはそこに装置をセットできなければ不可能ということです。

それではもう1つの症例です

 

 

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やはり下の歯の見え方が少しです。むりやりつけることもできそうですが、上の歯にぶつかりそうです。

 

 

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本人は下の歯のガタガタが気になるとのことでした。こうやってみると確かに気になります。

先ほども説明しましたが、
こういう場合は表側に装置をつけるのであれば、上の歯にも装置をつける必要があると
それではどうしても部分矯正で完了したいのであれば、

 

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裏側に装置を装着するといった方法もあります。
その上で装置を装着しない上側は若干ですが、歯を削る必要が生じます。

もちろん裏側矯正ですので、治療費用はより高額になってしまいます。

 

 

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つまり、下の歯のガタガタを改善するのは表側よりも裏側の方がアプローチしやすいのです。

ただ、治療費用が高額なことがネックです。

反対に表側装置の部分矯正が向いているのは上顎の不正がある場合です

 

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このように上下の中心線がとてもずれております。

 

 

 

 

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下の歯並びはほぼ左右対称です

 

 

 

 

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上の前歯が出っ歯傾向です

 

 

 

 

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展開した上顎の写真をみるとガタガタもかなりあります。

これを部分矯正をおこなっていくと

 

 

 

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こういう感じです

 

 

 

 

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歯を抜いてますので、隙間も生じてます。

 

 

 

 

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上顎だけの部分矯正が完了した状態です。

 

 

 

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歯を抜いてもどこを抜いたかわからない状態になりました。

 

 

 

 

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もともとの上顎です

 

 

 

 

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治療完了後の上顎です。

 

 

 

 

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もともとの正面像です

 

 

 

 

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治療完了後の正面像です。

 

 

 

最後に部分矯正のまとめです

1:多くの部分矯正は小児矯正治療に適してる
2:成人矯正の部分矯正は上側の場合は表側の装置が適してる
3:成人矯正で下側の部分矯正を希望する場合は裏側が適してる場合が多いい
4:成人矯正で部分矯正の場合、矯正しない側の歯は削ることが多いい
5:大掛かりな症状を部分矯正で治療するのは将来的に咬合の安定しないリスクの高い治療となる場合がある

それでは今日も1日がんばりましょう!

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