外科矯正が知りたい

【受け口 治し方】歯科矯正は健康と美容を増進する有効な治療法

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です

前回のブログは大反響だったみたいですね! 私のブログは書き始めたのが約10年前でしたが、
はじめのころは1日の来訪者が0人ということも普通にあったのですが、最近は1日200人~300人閲覧にきます。

もちろん、当院の患者さんの多くは私のブログ読者ですが、前回は仕事が忙しすぎて更新ができず、2週間そのままになっていました。

だれでもそうですが、同じ記事を何回も見る人はいないですから、それだけ多くの人が気になったのでしょう

すこし話がそれるのですが、私の患者さんは医療業界の人が本当に多いいです。
看護士や歯科衛生士はもちろんですが、保健士や臨床検査技師、作業療法士、もちろん医師もおります。

その中で今日は医師の患者さんの話になりますが、その先生は私よりも少し年上の50歳くらいの方でした。

当院にお越しになった動機は弟が歯科開業医のためそちらで矯正治療(担当は専門医)を受けていたのですが、
治療結果に満足することができずに当院に来院されたのがきっかけでした。

結果的には前担当医が治療できなかったことが私には実現できたのですが、治療前におこなう診断の時には私は治療方針に対してもしかしたらうまくいかないかもしれないといった説明をおこないました。

無事に治療が完了し、メンテナンスに以降した頃に話をした内容としては、医師といえどもわからないことはあり、患者さんに対してわからないと説明することができるようになるには相当の臨床経験が必要になるとのことでした。

つまりは、若手先生が患者さんに対してわからないという説明をすると、患者さんからは経験がないからわからないといった反応しか得られません。これはごくごく普通のことですので、仕方ありません。

以前の私もかなり背伸びをした応対をしている自分がおりましたが、今はわからないことは正直にわからないと、しかしながら、一生懸命取り組みさせてくださいといったことが回答になると思います。

具体的なことでいえば、治療期間などは典型的な例だとおもいます。
また、ワイヤー矯正終了後の保定期間などについてもわからない部分が沢山あります。

現状に満足せず、日々努力を積み重ねることによって、わからないことが少しでも少なくなるように努力していきます。

さて、本日はどんな症例にしようかと思ったのですが、最近は写真を撮影する時間がなかなかとれませんでした。
がんばって写真を撮影しないと、このブログも閉鎖になってしまいますので、がんばらないといけません。

というわけで、本日の症例は受け口の治療例です

【受け口 治し方】歯科矯正は健康と美容を増進する有効な治療法

この症例もそうだったのですが、完璧に治療できなくても現状よりは症状を改善できればといったリクエストでした。

初診時の状態です

1正面からみると結構歯並びよさそうです

では横から見るとどうでしょうか?

 

 

2上と下の歯がまったくかみあっておりません。

横の状態はどうでしょうか?

 

 

3やはり横の状態もまったくかみあっておりません。

診断の結果、矯正治療単独では改善不可能と判断し、外科矯正治療となりました。

ワイヤーをはずすところまでは何とかなると思っていましたが、ワイヤーを外してからの後戻りに関しては、予想できない状況でした。

ワイヤー矯正終了時の写真です

7正面の並びもよくなりました。

 

 

 

8横からの咬み合わせもよくなりました。

 

 

 

9
これが治療後の状態

 

 

3
これが初診時の状態です。

ここまでは計算できるのですが、この後どうなるかが一番心配なところです。

予想できないことが多々あります。

いつまで保定装置使用すれば良いのでしょうか?

ワイヤー矯正終了後、1年後の定期健診時の状態です

4前歯の虫歯も治療してきれいになりました。

 

 

 

5横からみると受け口の再発は防げております。

 

 

 

 

6咬合状態も非常に安定しております。

初診時は

 

 

2ワイヤー矯正終了時は

 

 

 

8現在は?

 

 

 

5じゃあ、保定装置はいつまで使用するのでしょうか?

患者さんの年齢は現在40歳、これからは歯周病などのケアも必要になってくるでしょう

美容も健康も生涯をかけてメンテナンスしていかないといけないと思います。

それでは今日も1日がんばっていきます。

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