みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
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プロ野球選手のドラフト会議が終わりました
早実の清宮選手が7球団の競合の末、日本ハムが交渉権を得ることができました。
毎年、毎年、ドラフトの時は裏番組で、その年の目立った選手の生い立ちや
家族関係などの裏話などの特番もあり、ドラフトの抽選以上に興味深くみております。
この特番はドラフト候補選手をリストして番組を編集するため、
残念ながらプロから指名されない選手もいたりします。
いわゆる、契約金を伴う正式なドラフト指名される選手の定員は120名です
実際は高校生、大学生、社会人と幅広い年齢から指名されるので、
同一学年から120人ではないのですけど、機会が複数あると仮定すれば
単純に同学年から120名がプロに指名されるともいえます
高校野球人口が5万人程度ですので、120/50000となります
つまり、0.24%の確立でプロ野球選手になれます
一方で、学問の最難関である東京大学の1学年定員が3000人です
高校生1学年の数が100万人ですから、3000/1000000=
0.3%の確率で東京大学に入学できます。
一見、この数字だけを比較すると
プロ野球選手になるのも、東京大学に入学するのも
同じ程度の確立になります。
ところが、面白い話がありまして。
東京大学もプロ選手も目指したことがある人に
それぞれの難易度を伺ったところ、
東京大学入学に関しては根性があれば入学できると
一方で、プロ選手になるには努力の前提として才能が必要と
もちろん、東京大学の学生の何割から
ものすごい学力の才能をもった生徒もいるそうです
しかしながら、東京大学の生徒のほとんどは
努力で入学を勝ち取っているそうです。
つまり、話をまとめると
学力は努力と根性で日本一のレベルに到達することは可能なのですが、
スポーツはプロ選手になるには努力だけでなく才能も必要ということになります
医療の世界も努力と根性で一流のといわれる領域に到達します
つまり、プロスポーツ選手というのは凡人がなれるものではなく
超人的な才能を磨いた人が入れる世界なのでしょう
おそらく、音楽家や画家なども、特殊な才能が必要なのではないかと思います。
もしも、このブログでお子様をプロスポーツ選手にしたいとかプロの芸術家にしたいと
思っているならば、その道の指導者に自分の子供をみてもらえば、素質があるかどうかは
すぐわかると思います。
趣味なら良いのですけど、テレビの世界では家族が崩壊してまで
プロ野球選手を目指したあげく、結局指名されない選手もいて
かわいそうだなあと思った反面、
このような世界に足を入れてしまうと、努力だけではどうしようもない世界なんだなあと
改めて考え直しました。
さて、本日のテーマです
【ドラフト会議2017 結果から】プロ野球選手は下顎前突の割合が高い?
なぜ?なのかというと
プロ野球選手の多くは、一般人よりも身体が大きい人の割合が高いです
身体が大きいということは、身体の末端骨の発育が良くなった結果です
つまり、顔面の中での末端骨は下顎の骨です
手足が伸びている間は下顎も大きくなります
その結果、下顎前突になる傾向が高くなります
骨格的下顎前突の治療方法は
外科的矯正治療が第一選択と思いますが、
患者さんがそれを望まない場合もあります
その場合は
下顎を短くするといった手術はせずに
矯正治療単独で仕上げていきます
本来ならば外科的矯正適応症症例を
矯正治療単独で仕上げるわけですから
同じような治療結果を提供することは難しいです
また、仕上がって結果に不満をもたれて
そこから外科的矯正治療を希望されても
本人のイメージどおりの治療結果を提供することが
難しくなります
治療を選択してしまった結果、方向転換することが
非常に難易度が高くなる治療となってしまいます
場合によっては、治療不可になることもあります
例えば、本症例の場合も外科的矯正治療が第一選択でした
横方面の写真が一番わかりやすいのですけど、
本来、歯は同じ名前の歯同士が接触していなければいけません。
つまり、この場合、奥歯の大きな歯(大臼歯)は
同じ大臼歯と接触していなければいけません
ところが、下顎前突の場合は
下の歯が全体的に前に出ている場合がおおくあります。
反対側も同様です
結論としては、奥歯の関係はこのままで
歯列矯正治療をおこないました
治療結果です
かなり下前歯を後退してます
奥歯の関係は改善していません。
上顎の一番うしろの歯は下の歯と咬みあいません
下顎だけ抜歯しています
上顎は抜歯しておりません
上顎の方が歯の本数が多くなってます
本症例は矯正治療単独でかなり改善されたと思いますが
もっと条件が悪い症例を外科手術をしないで
矯正治療単独で治療をおこなうと、かなり苦しくなります
本症例も外科症例適応でした
歯肉が非常に下がっているのが特徴です
奥歯1本分前に出ています
さきほどの症例と同様に下顎の左右の歯を抜歯しての
歯列矯正治療をおこないたいのですが、
歯肉の下がり具合をみると、
そんな治療をしてしまったら大変なことになってしまいます
結論としては
現在でも歯肉が下がっている前歯を抜歯しての治療となりました
前歯1本だけ抜歯です
つまり、前歯は3本になります
横からは普通になってきました
犬歯は前歯として使用します
やはり上顎は抜歯していません
下顎は前歯1本抜歯しての治療です
つまり、
治療の選択権は患者さんにありますので、
患者さんが望んだ方針でこちらが引き受けることができれば
そのような方針で治療を試みます
しかしながら、治療結果は異なることと
途中からの治療方針の変更が難しい
場合によっては不可能になる
といったことも同意する必要があります
患者さんは表面的なことばかりきにしますので、
良く中身を理解してから行動に移すことが重要です
そろそろ8時になりました
本日も最後までありがとうございました
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