外科矯正が知りたい

【歯科治療 保険治療】全ての歯科治療を保険治療でおこなった症例

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です

今日も、東京から全国各地に有益な歯列矯正情報を発信していきます。
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台風が連続してどんどん日本を上陸してきています。
再び熊本にも大きな地震が発生しました。
2次的災害は注意すれば回避できることもあります。

例えば、雨の日の駅の階段では必ず手すりのある端を歩く。
駅のホームでは最前列には並ばない。
信号が点滅もしくは黄色になったら立ち止まる。
台風の日は川や海にはちかづかない。
車の運転中、交差点が近づいたらブレーキの上に足をおく。

思いつくまま挙げていくとたくさん出てきます。

これは歯列矯正治療に限らず、医療全般にも言えることです。
歯列矯正治療の場合は2次災害というよりも、
治療期間の遅延、治療目標が達成できなくなる。

注意することができる人は知識と経験のある人です。

知識や経験は簡単に手に入るものではありません。
とかく、歯科医院はサービス追求型の傾向がありますが、
サービスも大切ですが、サービス過剰なのもどうかなと思います。

話がそれますが、ライブドアブログでのプロ先生の歯列矯正日記もそろそろ終わりになりそうです。
タイトルはそのまま生かしますが、新しいブログはワードプレスというソフトで作成してます。

僕は歯科医師ですから、パソコンのスキルはたいしたことありません。
ライブドアからワードプレスに変更するのは抵抗がありました。

はたして、自分にはできるのだろうか?
現在でも2時間くらいかかるブログ作成がもっと時間がかかってしまったら継続できるのか?

悩みましたが、新しいことは医療でもパソコンでもスポーツでも共通です。

追求できなくなったら、そこで自分の能力は終了です。
基本的に新しい物は古いものよりも進化しています。

それではなぜ、ワードプレスブログを立ち上げないかというと、
グーグルはクローンサイトを見つけると、掲載中止になってしまいます。

現在作成しているワードプレスブログは本ブログと内容が同じクローンです。

ライブドアブログとワードプレスブログをスムーズに入れ替える必要があります。
ちなみに、新ブログ名は プロ先生の歯列矯正日記で変わらずです。

新しくドメインをとりました。

新ドメインは       ハナラビ.コム  と

カタカナだけのドメインです。

それでは、本日の症例にうつりましょう。

本症例は6月に掲載したブログの続きです。

6月に掲載したブログの続きです

じっくりと読みたい方はリンク先のブログから読んでいただけると幸いです。

一般的に歯列矯正治療は 健康保険がききません。
すなわち、自由診療となります。患者さんが自己負担100%の医療行為です。

一方で、虫歯や歯周治療は健康保険での治療が可能です。

歯科治療の場合、過去の歴史から健康保険で可能な治療にはいろいろと制限があります。
矯正歯科だけでなく、インプラントもそうですし、一部の入れ歯や差し歯、詰め物などもそうです。

ただし、入れ歯や差し歯、詰め物に関しては、材料の違いによっての保険治療か自費治療です。
そのため、材料の色や物性を妥協すれば保険治療でも治療可能といえます。

ところが、インプラントや歯列矯正治療に関しては、材料の色や物性で保険治療、自費治療ではありません。

保険可能な矯正治療は

1:先天的に顔や口腔内に障がいのある患者さん
産まれもってから障がいがありますので、本人だけでなく、両親が把握しています。

2:手術を伴う外科的矯正治療の患者さん
矯正治療単独では十分な治療結果が望めなく、
顎を離断(骨を切って長さを短くしたり長くしたりする)を伴う治療を併用した矯正治療です。

また、2の手術を伴う外科的矯正治療は すべての歯科医院で受けることは不可能です。
東京の場合は東京都知事の指定医療機関にならないといけません。

それでは、実際のながれはどのようなのでしょうか?

初診時です

1

正面からみると開咬です

2

横からみると受け口です

3

奥歯しか咬んでいません

4

どちらもにたりよったりです

 

5

虫歯も多数ありますし、歯を抜いたまま放置している部分もあります。

6

不適切な歯科補綴物が多数はいってます

診断名は

骨格性下顎前突、開咬、前歯部反対咬合 となりました。

抜歯部位も通常とことなる部位を選択しました。

治療経過が気になるかたは6月のブログを参照してください。

正直、初診時も虫歯放置、抜歯したまま放置ですし。

矯正治療中も治療間隔がものすごく開いたりしてどうしようもなかったのですが、

矯正装置が外れると

その後の歯科治療には非常に協力的になりました。

矯正装置撤去時です

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左右抜歯部位がことなりますが、正中も一致してます

 

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反対咬合も改善してます

 

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奥歯の隙間はそのままです

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反対も同様です

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この隙間を放置しておくと、初診時の状態にもどるスピードが早まるでしょう。

36

大小様々な虫歯 多数あります。

初診時が

 

1

矯正装置撤去時が

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ここまでよくがんばりました。

おおよそ4年はかかりました。

 

さて、ここから虫歯・かぶせもの治療です

キャンセルや遅刻が多い患者さんの場合は、

まとまった時間を作ったのにも関わらずキャンセルされてしまうと、

クリニックとしては痛手が大きいです。

そのため、患者さんがきちんと通院できるかどうか見極める間は、大きな治療はおこないません。
前歯を仮歯に変更して小さな虫歯を治療して、患者さんの治療に対する真面目度をチェックします。

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仮歯にして、歯の神経の治療をおこないます。

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左右はそれほどかわりませんが、小さな虫歯は治療をおこなってます

 

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上顎の治療もほぼおわりました。

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特に、本症例の場合はキャンセル多数だったため、なおさら慎重な対応が必要でした。

患者さん御本人がホワイトニング等を希望される場合はこのタイミングでおこないます。

本症例の場合は特に希望がなかったので、このまますすめました。

最終治療です

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38

 

 

 

 

 

きちんと本歯がはいりました。

友人からは歯が長いといわれたそうですが、そんなことはないと思います。

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40

 

 

 

 

下の奥歯にも歯がはいりました。

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42

 

 

 

 

 

すべて、健康保険の範囲での治療ですから、金属かぶせもの、

プラスチックかぶせもの、入れ歯での治療です。

奥歯は入れ歯なので、外してるとこうなってしまいます。

47

 

 
入れ歯をいれとくとこうです

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初診時の虫歯状況をさっすると、ブリッジのために健康な歯を削りたくありません。

お金がたまったらインプラントに変更すればいいと思います。

繰り返しますが、

初診時は
1

 

 

 

終了時は

37

 

 

 

初診時は

3

 

 

 

終了時は

39

 

 

 

 

 

 

初診時は

6

 

 

 

終了時は

42

 

 

 

初診時は

 

5

 

 

 

終了時は

41

 

 

 

 

 

日本は医療に関しては非常に恵まれた国ですね
アメリカで同じ内容の治療をおこなったとしたら、トータルで500万円くらいかかるでしょう

そろそろ8時になりました。本日も最後までありがとうございました。
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