みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
ブログランキングがんばってます!
みなさまの熱い応援で順位も定位置までもどってきました
よかったら応援のクリックをよろしくお願いします
本年の桜は1週間もたなかったですね
昨日は私が所属している本所歯科医師会での公衆衛生委員会があり、先週散歩していた桜並木を通行したのですが、
桜はほとんど散ってしまってました
寒暖の差が激しく、おまけに雨も降ってしまったので、これも仕方ないですね
さてさて、大腸ポリープの手術が無事に終わってから、体調に変化が生じました
人生で初めてといっていいくらいの長期的(約1ヵ月)な禁酒期間があったことで、
ビールがきらいになってしまいました(笑)
以前はとりあえずビールという感じでビールを飲んだら、おかわりもビールだったのですが、
今はビールをたのまないこともしばしばあります
3月31日にも歯科医師会の総会という集まりが東武ホテルであったのですが、
ビールは乾杯の1杯だけでした。
それもジョッキではなく、小さなグラス1杯の半分程度です
ビールのかわりといってはなんですが、以前から好んで飲んでいたワインを選択するようになりました
ワインもガブガブ飲むのではなく、グラス2杯くらいですから、本当にアルコールを飲まなくなりました
なぜ、アルコールを飲まなくなったかというと
一番は翌日の疲れの取れ方が全然異なります
お酒を飲んだ翌日とそうでない翌日の目覚めや眠りの深さが全くことなります
つまり、身体がアルコールよりも質の良い睡眠を欲しているのでしょう
芸能人の郷ひろみさんも 大のワイン好きだそうですが、
60歳の誕生日を機会に禁酒したそうです
僕は禁酒したら、人生の楽しみの1つを失ってしまいますので
さすがにそこまではしませんが、お酒はほどほどになるでしょうね
話はかわりますが、
今日のブログのアイキャッチ画像は
ハプスブルク家という有名な大富豪です
昔の貴族は日本も含めて、親族間の結婚が多かったことから、
血縁が濃くなる傾向が強かったことはみなさん御存知だと思います
ハプスブルク家も同様で、親族間での結婚がさかんだったことで
一族皆同じ顔だったそうです
同じ顔というのは、写真のとおりの下顎前突だったのです!
つまり、一族が下顎前突の家系だったので、
下顎前突が遺伝的要因を占めることを証明した1ページといえます
現代では、外科的矯正治療がおこなうことができますので、
ハプスブルク家が存在していたら、大得意様になっていたでしょう(笑)
それではさっそく本日のテーマです
久しぶりに専門的な歯列矯正の治療後の評価をおこないました
私のブログも治療後の評価といえば評価ですが、
専門的な評価の場合はもう少し突っ込んだ内容になります
どういうことかというと
歯列矯正治療の場合は
診断をして、治療をおこないます
結果的に治ったのではなく、
治療をおこなう場合に、目標としている方向性に結果が伴っているかの評価です
たとえば、上顎前突(出っ歯)を改善したとしても
本当に上前歯が後方に移動したのか?
もしかしたら、下前歯が前方に移動したのではないか?
といったような評価です
結果オーライではなく、狙ったコースに歯を移動できたかどうかです
それを1つのファイルにして、学会で発表をするのです
日本矯正歯科学会認定医の更新には5年おきに、このような症例報告が必要です
せっかく認定医をとっても、症例報告ができないことで、認定医を喪失してしまう
そんな人が認定医の半数近く存在します
1:認定医をとる
2:五年後に症例報告で更新
3:10年後に症例報告で更新
4:15年後からは学会に年1~2回参加すれば更新はOK
といった具合です
2のハードルは超えることができても
3のハードルで挫折してしまう先生が結構います
私の場合は4のポジションですから、更新は関係ないのですが、
日本臨床矯正歯科医会という会は
会に所属している間は
5年に1回の症例報告が義務付けられてます
つまり、永遠に3の状況になります
僕は、日臨床矯正歯科医会に入会して10年ですから
今回は2回目の更新になります
この会のメンバーは本当に腕の良い先生ばかりですから
まじめに歯列矯正治療を検討している患者さんは
ぜひ、本会の中から医療機関を選択してください
私の技術も人並み以上と思いますが、
本会の中ではまったくもって並みのレベルの矯正歯科医です
それでは、さっそくですが
どんな症例報告なのでしょうか?
初診です
正面からみると歯並びはそれほど悪くないです
かなり重度の受け口です
このようにワイヤーをセットして
顎外科手術をおこないます
顔貌の変化もすごいですから、外科矯正の場合は、顔の変化を受け入れたくない人はやめた方が良いです
この後、半年程度メンテナンスして
矯正装置もはずれて、差し歯も新しくしました
これからは、外科矯正治療もマウスピース矯正で治療可能になるでしょう!
【ただし、健康保険の治療にはなりません】
ここから結果と考察です
実線が初診時
点線がワイヤー矯正終了時
一点実線が保定2年経過時です
顔のパーツがどのように変化したのか?
またどうしてそのような変化になったのかを?
考察します
上顎の変化です
計画どおりに変化をしたのか?
そうでない場合、どのような変化になったのか?
下顎の変化です
上顎と同じく、計画どおりになったのか?
そうでない場合はどのような変化になったのか?
評価します
当院の場合は3次元のスキャナーもCTもありますし
それを分析するdolphinというソフトもございます
もっと詳細に分析することは可能です
しかしながら、認定医の更新とか症例報告の場合は
評価する先生がソフトや3次元のことはわからないことが多く
まだまだ、コンピュータシュミレーションや3Dは
一部のマニアックな先生しか応用しておりません
自分のクリニックに導入したくても
3Dスキャナー、CT、ドルフィンをそろえたら
軽く1000万円以上の出費になってしまいます
なかなか大変な出費です
それでは8時を過ぎました
本日もありがとうございました
応援のクリックがまだの人は
どうぞよろしくお願いします
この記事へのコメントはありません。