あけましておめでとうございます。東京の歯列矯正治療歯科・プロ矯正歯科院長 田中憲男です
みなさまはお正月はどのようにお過ごしになられましたか?僕は昨年は箱根駅伝にくぎ付けになってしまいました。今年の結果も東洋大学が期待に答えV2という結果でした。来年のV3が期待されます。
さて、私の方の正月は読書三昧な生活でした。というのは、小説でも教科書でも買わないと読む機会を失ってしまいます。そのため、僕は気になった書籍は読む時間がなくても購入してしまいます。その結果、読んでいない本がたまってしまいがちですが、せっかく購入した本ですし、時間をみつけては読むようにしております。以前好んで読んでいたジャンルは松下幸之助をはじめとする、近代日本会社を築きあげてきた社長たちの本でしたが、最近は歴史物も興味を持ち始めました。
さて、本日のテーマは
マウスピース矯正って何?メリット、デメリットを考える
マウスピース矯正は従来の歯列矯正治療と異なる歯の移動が可能です。
しかしながら、従来の方法で容易な移動がかえって困難となったり、反対に容易となる場合もあります。
したがって、治療に関しては最初から終わりまでマウスピース矯正単独で治療をおこなう方法は適応症に限りがあります。
仮に可能だったとしても、治療期間が非常に長期間になってしまいます。
やはりスマートな治療期間を実現するためには、ワイヤー矯正とマウスピース矯正を併用したコンビネーション矯正治療が望ましい治療方法といえます。
今回の症例は以前のブログでも報告しておりますが、他医院ではマウスピース矯正が不可能と言われたそうです。当院でもマウスピース矯正単独では難しいとの判断でした。
一般的に、矯正装置は上下同時に外れます、したがって、このように上顎の方が下顎にくらべて歯列不正が激しい場合、上顎先行で治療をおこなっていきます。
治療方法はスピード矯正をおこないました
スピード矯正6ヶ月後の状態です(ここまでは上のみの治療です)
この状態が6カ月という限られた治療期間で到達できた結果です。
もし、このままワイヤー矯正を継続しておこなった場合、微調整も含めておおよそ4カ月程度の治療期間が必要になると思います。つまりトータル10カ月です。
この後、インビザライン治療の計画をおこないます
このような歯列情報をPC上にてSetupしていきます
今回の治療ステップは16ステップでした。2週間に1ステップですので、32週間。おおよそ7カ月のマウスピース矯正治療期間となります。
実際のマウスピース矯正装置の画像です
マウスピース矯正は歯列矯正治療後に用いるリテ-ナーと外見は同じです。実際は2週間で新しいのと交換するため、リテ-ナーほどの強度はありません。リテ-ナーを使用する感覚で歯並びが仕上がっていくのは御本人のモチベーションも向上すると思います。
話は変わるのですが、今年は参加する学会にはすべて発表する意気込みですので、今月は学会抄録の締め切りが相次いでおり少しばかり忙しいです。
抄録を書いてしまえば発表する原稿を作成するしかない状況になりますので、そういった意味では自分を追い込んでいきたいと思います。
お正月も十分静養いたしましたし、今年もがんばれそうな気がします。
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