みなさまおはようございます。 歯列矯正.外科矯正なら東京のプロ矯正歯科 院長田中憲男です
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真夏なのに風邪が流行しておりますね。 私も先日風邪をひきました。エアコンの温度と室外の温度差が著しいのが原因でしょうね!夏風邪はなかなか治らないのでみなさまも体調管理に気を付けましょう。
話はかわるのですが、先日タクシーに乗車した際の出来事でした。僕は普段の通勤や手術の際は、時間に正確な公共交通機関を利用することが多いいのですが、墨田区周辺の区役所や保健所、歯科医師会館、セミナーのホールなどの移動の場合は、電車よりもタクシーや自転車での移動がスムーズなのでそちらを利用します。
日中の移動ですから、道路も混雑していることが多く、どうしてもドライバーさんに裏道を指示したルート案内をすることが多いいです。そんな中の出来事でした。
タクシーを利用される頻度の多いい方なら存じていると思いますが、ドライバーさんの多くは高齢者が多いいです。そのため、今回のドライバーさんは耳が少々遠いい人だったこともあり、道案内の意思疎通に大変苦労しました。
また、そのたびに運転が乱暴になり、冷や冷やドキドキといった体験をする羽目になってしまいました。
追突事故に巻き込まれてムチ打ちになったらただでさえ調子の悪い首がもっと悪くなってしまいます。
このように、お客さんと意思の疎通が困難になってきたドライバーさんの場合は補聴器等を使用しなければ運転が不可能にするべきではないかと思いました。車の運転は目にはきびしいですが、タクシーの場合は耳も大切と思います。
私自身も良いコンデイションの状態で診療ができるように体調管理には今以上に注意を払うように心がけます。
さて、本日のテーマですが、
【表側矯正装置 裏側矯正装置】マウスピース矯正に有利な症例とは?
有利ということですから、治療できないというわけではございません。
まずは表側矯正装置の写真です
いわゆる表側に取り付けるマルチブラケット装置です。現在はワイヤーが白いものも市販されてますが、今回はワイヤーが銀色のタイプの写真です
つぎに裏側装置です
裏側なので、口をあけたところの写真です。基本的には表側にはワイヤーは装着しません
最後にマウスピース装置です
写真でみるとわかりづらいですが、マウスピースをセットした写真です。
3タイプのうち どんな症例にも対応が可能なのは やはり表側矯正装置です。
つまり、どんな症例にも対応が可能ですので、あえて表側矯正装置に適した症例を供覧する必要はないとおもいます。
今後はSASというシステムを用いることによって、外科矯正治療を手術なしで行うことができる非外科的矯正治療の割合も増加すると思います。
それでは、裏側矯正装置、マウスピース矯正装置が有利な場合はどんな症例でしょうか?
まず、裏側、マウスピースともに重要なことは 正中線が顔面のそれとずれていないか?です。正中線というのは1番目の左右の前歯と前歯の間のことです。顔の真ん中と歯の真ん中が一致していることが大切です。
裏側装置、マウスピース装置の場合は正中線の移動が苦手です。 特に、マウスピース装置は苦手です
まとめると、正中線の移動の困難さは
表側→裏側→マウスピースといった順番です
このような症例の場合は
表側でも裏側でもマウスピースでも可能といえます
また、上下の骨の差が著しい場合は裏側矯正装置は不向きです
つまり、出っ歯顔、しゃくれ顔とおもっている人、歯並びだけでなく、顔貌がきになる人は裏側は不向きです
このような症例は裏側でなおすのは困難です
表側ですとなんとか可能です
表側なら問題なく可能です
一方で
反対咬合でも 基本的に抜歯を必要としない症例の場合は
裏側矯正装置でも マウスピース矯正装置でも可能といえます
このような症例です
本症例は上顎を拡大しましたので、 裏側もマウスピースも拡大は得意です
本症例の場合は正中線は顔面と一致してますので、裏側、マウスピースともに問題ないと思いますが、
マウスピースの場合は歯の上下移動が少々苦手です。
ただ、苦手といっているのでできないというわけではありませんが、裏側装置であればスムーズに改善する項目がマウスピースですと時間がかかるため、担当する矯正医にとってはストレスとなります。
つまり、裏側の装置のほうがマウスピースよりも有利といえます。
一方でマウスピースが裏側よりも有利な場合は
本症例の場合は顎が左右にずれています。軽度の顎変形症です。
このように歯列を左右非対称に配列する必要がある症例の場合はマウスピースのほうが有利です
あくまでも上記の分類については プロ矯正歯科の技量と経験にもとずいた結果ですので、全国どこでも同じということではありません。
それでも、多少は参考になると思います。
今後は、当院の初診相談の際、相談患者さんへの情報提供の一貫として裏側装置、マウスピース装置で治療可能かどうか?といった説明も追加していきたいと考えております。
それでは、本日も一日がんばりましょう!
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