みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
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先週はインフルエンザが猛威を振るった週でした。
当院のスタッフのうち だれかが感染しないかと 冷や冷やしながらの2月スタートでしたが、振り返ってみれば1月18日の大雪からインフルの猛威が開始した記憶がございます。
御存じと思いますが、インフルは気温との関係が重要ですので、暖かくなればウイルスの数も少なくなってきます。本日も数名の患者さんがインフルのためキャンセルですが、これはこれで仕方ないですね。みなさまもウガイ、手洗いといった基本的な予防は大切にしましょう。
話はそれますが、先週相談にこられた人2名のお話をシェアさせてください
1人は 軽い顎変形症の患者さんでしたが、ほかのクリニックで歯列矯正単独で治療完了された症例でした。
なかなかよく治っているなあと感じたのが初診時の感想です。それでも不満があるとのことですので、これはもうかみ合わせというか、外見の問題でしょう。
外科的矯正治療と矯正治療単独の場合、同一の症例でも治療方針は180度異なります。
180度ことなるということは、反対方向に歯を動かす必要が生じます。つまり、何もてをつけていない状況、初診時から担当させてもらったほうが、治療効率が断然ちがってますし、仕上がりも予測できます。
もう1人はお会いしておりませんが、複数回メールでのやりとりをさせていただいております。
この方は 他クリニックで外科矯正治療をおこない、その結果に対して不満をもたれている患者さんでした。
患者さんの言い分もよく理解できると思います。一方で自分の外科的矯正治療に対する診断法もそこそこに日本で一番の大学と引けをとらないレベルなんだなあと、改めて自信が持てた経験でした。
初診時に自分が担当していたら、まったくことなるアプローチをしていたと思いますし、たぶんそうしていれば
患者さんは満足してくれたと思います。
再治療希望とのことでしたが、基本的に転医の症例はお断りなのですが、今回はメールのやりとりの中から条件付きで引き受けることにさせていただきました。
他には、外科的矯正治療患者さんの場合は計画どおりに治療が完了しても 好み等の問題で治療結果に満足していただけない場合も少なからずございます。
結局は、患者さんが何をもとめているか、言葉だけでなく、会話の中から探っていく必要があるのでしょうね。
そろそろ時間もなくなってきたので、本日の症例です。
【小児期】小児期に来院されても何も対応できない場合もある
何もできないというとまったく何も治療しないというイメージをとらえがちですが、
実際は何もしないもしくは積極的な治療はおこなわないといったほうが答えとしては適切です
それはどういうことでしょうか?症例をみながらお話しをしましょう
正面からみると一番わかりやすいのですが、八重歯がきになるとのことでした。
上顎の犬歯の位置がかなり左右異なります。
また、奥歯の位置もかなり左右ことなります。
もし、今自分が本症例と同じような人と出会っていたら、おそらく異なった対応をするかもしれませんが、
10年前の当時は積極的な治療をおこなわずに(治療費用も5万円位) 左右の奥歯をそろえることだけおこないました。
左右の奥歯をそろえることをおこなったつもりだったのですが、結果的にはあまりそろわず、ほとんどが経過観察という形になってしまいました。
本格的な歯列矯正治療開始は高校2年生になってからおこないました。
反対咬合の可能性がある症例の場合は、抜歯症例の場合は顎の成長が終了してから開始が基本です
ワイヤー矯正期間も2年6ヵ月程度かかってしまいました。
細かい部分もう少しやりたかったところもありましたが、治療期間が長期になったこともあり、ここまでとしました。
ワイヤー矯正開始時の状態です
ワイヤー矯正終了時の状態です
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