ブログ読者のみなさまこんにちは。プロ矯正歯科院長田中憲男です。ここのところ雨が降る毎日ですが、梅雨入りになったのでしょうか?
まだ5月ですし、それはないと思うのですが雨はいやですよね。
さて、前回までの最新の歯科矯正診断方法はどうでしたか。個人的にメール相談をくださっても喜んで返信いたしますので、どうぞお気軽にご質問ください。
まだ5月ですし、それはないと思うのですが雨はいやですよね。
さて、前回までの最新の歯科矯正診断方法はどうでしたか。個人的にメール相談をくださっても喜んで返信いたしますので、どうぞお気軽にご質問ください。
さて、今回からは矯正学について、診断から治療方法に至るまで段階的にまとめていこうかと考えております。いずれ、ブログ集を1冊の本にまとめてみようかと思い、ある程度順序立てした内容の構成にしていこうかということです。
本日の内容は矯正歯科診断学
【医師が教える】大人の矯正と子供の矯正の違いとは?⓵
一般的に矯正治療は大人と子供に分類することができます。
大人の矯正と子供の矯正の決定的な違いは
1.子供の場合、アゴの成長発育を利用できるので、顔の形や輪郭まで含めた治療ができる。
2.一方、大人の場合、アゴの輪郭等は決定しているため、あくまでも歯並びを治すことが主体となる。
1.子供の場合、アゴの成長発育を利用できるので、顔の形や輪郭まで含めた治療ができる。
2.一方、大人の場合、アゴの輪郭等は決定しているため、あくまでも歯並びを治すことが主体となる。
よく、矯正すると口元の感じがすっきりと改善されたとか、親知らずを抜歯したら顔が痩せた等聞きますが、この変化は歯が動いたことによる変化であり骨の位置はほとんど変化しておりません。
つまり、子供の場合、歯並び+骨格的な改善が可能。一方、大人で骨格的な改善をする場合は外科的矯正治療という方法となります。
つぎにUPしている画像の説明です。
画像のマス目は野球に例えればストライクゾーンです。
中心は、骨格的な不正がまったくない症例となり、上下、左右と中心から離れるほど、骨格的な不正が大きくなってきます。
つまり、上下の問題と左右の問題がミックスしているゾーンが一番矯正治療では難易度が高くなってきます。
画像のマス目は野球に例えればストライクゾーンです。
中心は、骨格的な不正がまったくない症例となり、上下、左右と中心から離れるほど、骨格的な不正が大きくなってきます。
つまり、上下の問題と左右の問題がミックスしているゾーンが一番矯正治療では難易度が高くなってきます。
子供の矯正の場合、それぞれの症状に応じて顎の発育方向がゾーンの中心に向かうように矯正装置でコントロールしていきます。
一方、ゾーンの真ん中にいる小児の場合、発育のコントロールは必要ありません。
一方、ゾーンの真ん中にいる小児の場合、発育のコントロールは必要ありません。
これとは別に、子供の場合は乳歯から永久歯の交換時期のコントロールが重要になってきます。正しい歯の交換は良好な歯列の育成にプラスとなりますが、生え換わりに障害がある場合、不正咬合を誘発してしまう原因となります。
この、生え換わりのコントロールとは、技術的なことではなく、先生個人個人の矯正学の知識ですので、人それぞれ症状によって対応が変わります。
つまり、今治療すべきか、抜歯すべきか、抜歯はしないほうがよいか等、内科的な対応が必要になります。
つまり、今治療すべきか、抜歯すべきか、抜歯はしないほうがよいか等、内科的な対応が必要になります。
顎の成長のコントロールと歯の交換のコントロールがマッチすると大人の段階での矯正治療は必要なくなります。
しかしながら、現代の医学では顎のゆがみや過成長等、コントロールしきれない症状もあることから、すべて症例を小児矯正で終了することは不可能です。
特に、診断の結果、上下・左右に問題がある場合はなおさらです。
特に、診断の結果、上下・左右に問題がある場合はなおさらです。
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