みなさまこんにちは。東京の歯列矯正治療歯科プロ矯正歯科田中憲男です。
おおよそ1カ月ぶりの更新となってしまい申し訳ございませんでした。
というのも、約1年前にPCのトラブルで消失した写真の影響で、最近矯正装置がはずれる患者さまの初診時の写真データがないのです(泣)
印刷したものはあるのですが、解像度が低いのでとてもとてもブログで掲載できません。あと6カ月程度お時間をいただけると、データ消失から1年6カ月が経過いたしますので、もう少しいろいろと情報を提供できるはずです。
本日のテーマは
金額、年齢、いつから、どこを治す?小児矯正と成人矯正の違いを知る
さて、先日僕が大学病院時代に矯正治療をしていた患者さまが来院されました。お子様が近所の歯科医院で矯正の説明を受け、治療費用が高額でビックリされたとのことでした。ちなみにそこのA歯科医院の治療費用は検査料・処置代金・装置料金総額で35万円程度と一般的な小児矯正費用でした。どうやらお友達が別のB歯科医院で治療費用が6万円ということを聞いたそうです。
その上で、お子様の状態をみさせていただき、当院で治療をされた場合の総額費用を御説明させていただきましたところ、総額では42万円でした。
A歯科医院が35万円 B歯科医院が6万円 プロ矯正歯科が42万円と
当院の治療費用が一番高額な結果となりました。
この理由をわかりやすく説明すると
1:35万円のA歯科医院ではワイヤー矯正治療は小児時期ではおこなわず、歯が交換したあとに改めて治療費用が必要になる
2:B歯科医院に関しては治療というかお金の無駄遣いになる可能性が高く、お友達がその後どのようになっていくかフォローをする必要がある
当院がなぜ42万円なのか
理由は
1:可能な限り小児矯正の時期で治療を完成してしまう。できることなら大人になってから矯正治療はしない方向で。
2:といっても大人になれば顔も骨格も変化し、親知らずの問題等ある。そういった部分も含めて100%の結果を求めるのであれば、後々の治療が必要となる。
3:成長によってはどうしようもない変化をしてしまうこともある
つまり、治療タイミングが単に小児期なだけで、内容は成人矯正のそれと遜色ない処置をおこなうと説明しました。
治療というのは各先生によって考え方がいろいろとあります。
小児矯正治療で大切なことは、この契約内容でどの程度まで症状を改善することができるかといった、いわゆる治療目標を明確にすることです。
本日の治療例も小児矯正の1例です
このような具合に犬歯が生えてくるスペースがなく、上顎の真ん中の歯も横にづれてしまっています。
おおよそ6カ月間の治療の結果です
成人ですとなかなかこのようにはなりませんが、こういった部分は小児矯正のもっとも得意とする部分でしょう。
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