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最新の歯科矯正診断方法(その1)

4.18 2008
ブログ読者のみなさまこんにちはプロ矯正歯科院長田中憲男です。
本日は雨のためか、初診相談のかたのキャンセルが相次ぎましたので暇な時間にブログを書いております。
キャンセルの連絡を入れていただけると、このように他の仕事をしようかという気になるのですが、無断キャンセルの場合、なにもせず待っている時間がとても無駄になってしまいますね。
自分もみなさまも時間だけは平等に24時間あるわけですから、少しでも効率のよい1日を過ごせることが充実した仕事につながると思います。

さて、本日からは3回にわけて、最新の歯科矯正事情をお話させていただきます。
定期的に私のブログを読んでいただいている関係各位様への報告も兼ねさせていただきます。

記念すべき第1回はコンピュータセットアップです。
写真上段は初診時の歯型ですが、よくみると永久歯がすでに3本抜いてしまっています。上顎が1本少なく、下のそれは2本も少ないです。
このような難症例の場合、キチンときれいな歯ならびが完成するか否か、経験がある先生(ちなみに私の場合、矯正臨床経験は1500症例程度)でも、きちんと治療が完了するか不安になります。
こういった場合、各々の歯をどの程度動かすか治療計画をたて、そこに歯を動かした結果、どのような歯並びになるかを予測することをセットアップと呼んでいます。
いままではセットアップは手でつくっていたのですが、最新のアメリカではこのようにコンピュータシュミレーションでセットアップを作ってくれます。

たまたま、日本にこの方式を持ち込んだ先生が僕の同級生(出身大学は異なりますが)だったこともあり、以前から矯正学会等では気にしておりました。

患者さんには:予定どおりに歯が動くとこのようになります。と説明したところ、大変よろこんでいただけました。予定どおりに歯をうごかさなければいけないプレッシャーはあるのですが、がんばっていこうかと思います。

次回はEU(ベルギー)発の顎顔面シュミレーションソフトの説明をさせていただきますね!

プロ矯正歯科

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