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【再矯正歯科治療】再矯正は普通の矯正歯科よりも難易度が高くなる

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長田中憲男です!
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北海道の男児行方不明事件が無事に解決してよかったですね!
このような事件は広義的には迷子になった子供が無事に保護されたということになると思います。
もうテレビや新聞で騒ぐことは本人、家族のためにもあまり良いことではないような気がします。

上記の男児事件と微妙に関連があることなのですが、歯列矯正治療を子供のうちからおこなうと大人になって治療の必要がなくなると認識している親御さんが多くいらっしゃいます。

この疑問点については、一部正解で一部不正解といわざるをえません

まず、小児期の治療がツボにはまって成人期で歯列矯正治療が必要でなくなるパターンとは

1:御両親の言うことをしっかりと理解し、きちんと約束をもって実践できる良い子であること
2:その結果、好ましい顎の発育を得ることができる場合

といえます。
上記のような子供さんはしつけなどなさそうな方のような気もします。
つまり、すべての子供さんが上記の条件にはまるはずはありません。

一方で、小児期の治療があまりうまくいかず、矯正治療なんてやらなかった方が良かったなあ~といった類の人もいます。

それは
1:治療タイミングが早すぎる場合
2:治療タイミングが時を過ぎてしまった場合
3:今治療をおこなっても十分な効果が期待できない場合
4:小児の患者さん自身に問題がある場合

プロ矯正歯科では 小児期の治療がうまくいかなさそうな症例の場合は 初診相談もしくは診断時に御説明しております。

当然、初診相談時にうまくいくかわからないなどと言われてしまえば御両親にしてみれば他のクリニックに当たってみようということになると思います。

歯列矯正治療は結果がでるのが何年も先ですから、相談時に患者さん側に都合の良いことを並べるのは簡単ですが、 期待した結果を提供できないことに対する落胆のほうがダメージが大きくなります

ですから、小児矯正治療の場合の相談時の対応はとても重要になるのです。

【再矯正歯科治療】再矯正は普通の矯正歯科よりも難易度が高くなる

それでは、本日の症例です

本症例は私が昭和大学病院に勤務時代に担当した患者さんでした。
お姉さんも自分が治療担当でしたから、母親からは信頼してもらえたのだと思います。

今から15年以上前ですから相当な年月です。
症例の概略は 永久歯が何本か欠損していたこともあり、上下左右の歯各1本ずつ抜歯しての歯列矯正治療でした。

ところが、患者さんの母親の体調が悪くなったこともあり毎日の仕上げ磨き等手伝ってくれる人が少なくなってしまいました
昔話ですが、矯正治療中に虫歯ができてしまい、痛くて私のところに連絡してきたことも何回もありました。

当時の歯科大学病院は 矯正歯科 小児歯科 入れ歯科 口腔外科 などと歯科でも分業化されているので
虫歯が痛いと矯正科にやってきてもたいしたことがしてあげられません。

当然、彼女の担当の小児歯科の先生もいたのですが、僕のところに頼ってくるということは患者さん自身からも信頼されていたのでしょう
虫歯も多く、自分できちんと口腔ケアもできなかったのでなるべく早く矯正装置を外すように治療を急ぎ、そして保定治療に入りました。
保定時点では教授による保定チェックもありますので、ある程度以上の仕上がりになっていたはずです。

あれから10年
彼女は再矯正治療希望で昭和大学病院に再来院されました。

そこで、僕が墨田区錦糸町で開業したとのことを聞き、当院までやってきました。
再来院時はすでに社会人となって(しかも医療系の職業です)立派な大人になってました。

23歳の再来院時の状態です

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なんとなく並んでいるだけで咬みあっていません

 

 

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横から見てもかみあっていません

 

 

 

3

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奥歯数本しか当たっていないですね(泣)

 

つまり、開咬という状況でした

おまけに虫歯の状況は

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これもひどい状況です

 

 

 

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虫歯多数でかたづけてしまうことができる上に抜歯以外治療方法がない状態の歯が何本もありました。

やはり、小児期からブラッシングという習慣がない人の場合、大人になったからといって ブラッシングしなくても平気な生活になってしまうのでしょう

お風呂に入っても身体を洗わない人がいますが、それと同じといえます。

毎日の習慣は日々の積み重ねからです。
このブログも12年間継続してますが、これも1つの積み重ねです

下顎の状況もひどすぎます

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レントゲン上では

 

 

 

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黒印3本は抜歯必要でした。

小学生の時に上下左右各1本ずつ抜歯して矯正を完了したのにもかかわらず、23歳にして再矯正治療です。しかも、抜歯しないといけない奥歯が何本もあります

 

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CT画像もふくめていろいろと検討した結果、 保存できない歯は抜歯しての矯正治療となりました。
また、本来ならばインプラントなども検討するのですが、この患者さんは自分にとっては娘みたいな子でしたので 治せるか治せないかはわからないのですが、

やれるところまでやってみようということで チャレンジとしての歯列矯正治療がスタートしました。
再来院の経過も経過ですから、治療費用もほとんどもらわず 男気 でやらせてもらってます

それでは現在の状況です

7

なんとなく雰囲気がでてきました。
とりあえず開咬は改善してきてるみたいです(笑)

 

 

 

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だいぶ普通です

 

 

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歯磨きも本人なりにがんばっているそうですから、それは評価してあげないといけません。

 

 

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智歯をうまく利用して復活してきました。

再来院時は

 

 

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現在は

 

 

 

12

一方で

下顎の再来院時は

 

 

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現在は

 

 

 

11

右下の智歯がなかなか出てきてくれないので 現在はそれを待っている状況です

 

 

 

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レントゲン的には 問題なく生えてくると予想されています

とりあえず上顎だけでも装置を外していこうかと検討中です

 

本日も最後までありがとうございました。
これからも みなさまに少しでも役にたつ歯列矯正の情報発信をしていきたいと思います

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